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[ 2024/12/04 02:45 | ]
3・11福島現地集会に向けて
3・11 福島現地集会に向けて・・・
 
 原発事故から2周年目になる今年の3月11日に、福島の地で「原発反対」の怒り声をあげよう!
 原発事故から早くも2年が経とうとしています。ですが、原発事故はなんら収束していません。民主党・野田政権は一昨年に発表した「事故収束宣言」を皮切りに、多くの国民の反対の声を押し切って大飯原発の再稼働を強行しました。そして昨年12月の衆議院選挙で自民党・安倍政権が政権を握ってからは、「原発ゼロを見直す」という超反動的な政策を掲げ、「福島復興」の名の下に、大手ゼネコンの金儲けに手を貸そうとしているのです。
 日本の政治家たちは、この2年の間、一体何を見て、何を学んできたのでしょうか!福島第一原発の中では今尚、3000人以上の労働者が下請け労働のもと安い賃金でこき使われ被曝し続けています。原発事故の影響で、いまだに10万人を超す人たちが避難生活を余儀なくされているのです。
 またこのかん暴露された「手抜き除染問題」は怒りに耐えません。除染作業で取り除いた土・枯葉、建物などの洗浄に使ったのちの放射能汚染水をその辺に垂れ流してきたというのです。「除染をしたら故郷に帰れる」という幻想を振りまいてきたのは、一体どこのどいつだったでしょうか!そもそも、大量の放射能をばら撒いた東電や政府に全ての責任があります。その事を曖昧にせず、新たな闘いを始める出発点として、3月11日、福島の地に大結集しましょう!
 
 3・11原発事故以降、原発政策に対する怒りは京都大学でも爆発しました。
昨年の10月には、経営協議会に入っていた元関電社長・藤洋作(2004年の美浜原発事故で5人の労働者を死傷させ引責辞任した人物)が、全学自治会同学会の追及に耐え切れず、ついに人事から解任されるという勝利を勝ち取ったのです。
 しかし京大当局は、藤洋作の後釜としてJR東海会長・葛西敬之を経営協議会の人事に加えました。この葛西なる人物は国鉄分割民営化を遂行した中心人物であり、闘う労働組合をJRから排除した「候補者採用名簿」をつくった張本人です。また、原発事故以降、「腹を据えてこれまで通り原子力を利用しつづける以外に日本の活路はない」と先陣を切って原発再稼働を唱えてきたのもこの葛西敬之でした。
 さらに京大当局は今、「グローバルリーダー」を育成するとして、新大学院「思修館」の来年4月本格開校へ躍起になっていいます。この「思修館」は、昨年の10月、定員割れのまま発足させらました。その目玉の一つは財界人や文部官僚が講義を行う「熟議」で、信じられな事にカリキュラムの中には国際原子力機関(IAEA)での研修などを盛り込んでいます。
 もはや大学は「学問をする場」ではなく、ひたすら企業の金儲け、国の支配者を育成する場所へと成り果ててしまったのです。福島の怒り、学生の怒りを圧殺するこのような「大学改革」を打ち破るために、私たちは2013年全学ストライキを対置して闘いぬきます。
 
 私たち学生の怒りと、福島の怒りは一体のものです。特に、福島県立医科大学副学長・甲状腺学会会長の山下俊一の存在は絶対に許すことができません。2012年1月16日、山下俊一が日本甲状腺学会員に送った文書には、
異常所見を認めなかった方だけでなく、5mm以下の結節や20mm以下の嚢胞を有する所見者は、細胞診などの精査や治療の対象とならないものと判定しています」「どうか、次回の検査を受けるまでの間に自覚症状等が出現しない限り、追加検査は必要がないことをご理解いただき、十分にご説明いただきたく存じます」
と書かれています。これからも見てとれるように、いかに御用学者たちが福島で被曝症状が発覚するの恐れているのかがわかります。こんな奴らに学問を語る資格などないのです。
 いま私たちに求められているのは、こういった御用学者たちと対決していくための「拠点」をつくっていくことです。
 
 一つ目に、命を守る拠点「ふくしま共同診療所」のさらなる発展です。「山下俊一ら御用学者によって牛耳られた福島の医療を、わたしたち自身の手で取り戻そう!」と、昨年の12月1日「ふくしま共同診療所」が開院しました。今、福島県では子供がまとも診断さえ受けることができない現実があります。大学病院に連れて行っても「これはストレスによる症状です」と片付けられる・・・。その現実と向き合っていくためにも、命のよりどころとなるような診療所をさらに発展させていきましょう。
 
 二つ目に、闘う拠点「学生自治会」をつくることです。京都大学の全学自治会同学会はこの1年間で原発推進の権化である藤洋作を大学から追放するという決定的な勝利を勝ち取りました。
 「無責任な運営や、人殺しのための学問をする奴らは今すぐ辞めろ!俺達が責任をとって大学を運営する!」こういう学生の思いを、力ずくで形にしてきたのが2012年でした。2013年はこの地平を全国の大学に打ち立てる年です。
私たちはその偉大な出発点として、3月11日福島現地で「原発反対」の大行動にうってでます。全国の労働者・学生は3月11日、福島の地に大結集しましょう!

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[ 2013/01/24 12:54 | Comments(0) | お知らせ ]

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