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総長任期の延長、意向投票の廃止を阻止!したぞ
安倍の国立大学改革プラン粉砕!松本打倒へ突き進もう
12月24日~25日の2日間の決戦を闘い抜き、京大生は総長選考会議での件の採決を阻止するという重大な勝利を勝ち取った! 本当にすばらしい闘いだった。
なんども確認している通り、今回の松本の策動は安倍政権と日本のブルジョアジーによる危機突破をかけた大攻撃だった。京都大学は安倍の「成長戦略」の要である「鉄道、原発、水道、医療のパッケージ型インフラ輸出」のための「グローバル人材育成戦略」の最大拠点として位置付けられているのだ。
それを京大生の怒りと団結した行動が打ち破ったのだ! やはり、追い詰められているのは安倍政権であり、松本だ。私たちの闘いが世界中の闘いと一つになって、延命する新自由主義ブルジョアジーを打倒寸前まで追い詰めている。この団結と勢いで松本を本当に打倒し、安倍の「国立大学改革プラン」を粉砕しよう。
京都大学だけでなく、全国の大学で学生が立ち上がり始めている。学生自治会の建設と連帯が重要だ。とりわけ、福島の反原発の怒りは社会を根底から揺り動かすものだ。3月11日福島反原発大行動に参加しよう。機関紙『前進』の新年号学習会に参加しよう!すべての学生はマルクス主義学生同盟に結集しよう。 大学、社会の未来は私たちの手の中にある。団結さえすれば負けることはない。全京大生はこれからも自治会のもとに団結して闘おう。
2013年から14年にかけての年末年始、京都大学だけではなく、国内外で安倍政権の「海外戦略」に対する闘いが始まっている。とりわけ、沖縄では米軍新基地建設に対して、韓国では鉄道の民営化に対して労働者が立ち上がっている。
【沖縄】
沖縄県知事の仲井真は12月27日、名護市辺野古への米軍新基地建設のための埋め立てを承認した。しかし、沖縄の労働者は県庁前に座り込んで抗議し、基地絶対反対で闘う決意を新たにしている。
「重要なことは、『オール沖縄』の掛け声のもと、政府にすり寄えば物事が解決するかのような幻想が吹き飛んだことです。『オール沖縄』とは聞こえは良いのですが、要するに労働者や労働組合の闘い、辺野古現地での独自の行動を否定する考え方です。政府にお願いをして基地建設が止まったことなど一度としてない。辺野古現地やそれを取り巻く労働者民衆の闘いが基地建設を止めてきたのです」(沖縄大生の訴え)
【韓国】
韓国ではKTX(韓国高速鉄道)の民営化に反対して鉄道労組がストライキに突入し、12月28日には他の職場の労組も一緒にゼネラルストライキが実施された。ソウル市内の集会には10万人の労働者が駆けつけ、民営化を進めるパククネ政権を打倒する決意を固めた。
パククネは今回のストライキを「違法ストライキ」としてマスコミを使ったネガティブキャンペーンを行っている。また、労組幹部の逮捕状をとり、全面的な弾圧に出ている。しかし、韓国の労働者は日本の国鉄分割・民営化のもたらした悲劇と動労千葉の闘いを学び、1月9日、16日に再度ゼネストを実施し、2月には全面的反撃に出る構えだ。
【中国】
大連の工場で600人の労働者がストライキ。東芝が工場をインドネシアに移転するために閉鎖し、全員解雇しようとしていることに抗議しているのだ。
【カンボジア】
年末年始にかけて35万人の労働者がゼネラルストライキ。日系企業が多数進出しているプノンペン経済特区などでの従業員の賃金が安すぎることに抗議をするものだ。警察が少なくとも4人の労働者を射殺し工場などは再開されたが闘いは続いている。
【トルコ】
安倍と原発輸出で提携したエルドアン政権の贈収賄問題をきっかけに政権打倒のデモが再開された。
【エジプト】
軍事政府による「テロ組織」指定に負けず、カイロで大学占拠や街頭のデモ。数百人が逮捕、20人以上が虐殺されながらも闘われている。
京都大学で昨年末の総長選挙廃止を阻止したことは、このような世界中の労働者・学生にとっての勝利でもある。京大におけるグローバル人材育成戦略を止めることが、安倍政権の海外戦略=経済侵略を阻止することになるからだ。9月の総長再任を阻止し、松本体制を打倒するまで胸を張って闘おう。
課題は、行き詰った資本主義・新自由主義下の政治家・資本家・大学理事に取って代わるための労働者・学生の団結をつくることだ。よりいっそう自治会のもとに団結し、すべての課題を集中しよう。すべての闘う自治会・労働組合との連帯の輪を広げよう。
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