大学奪還学生行動、夏合宿は大成功でした!
一日目は「大学論~大学・教育・未来を体現する学生は全学連大会へ仲間をつれて結集しよう~」と題しての学習会です。
公教育の成立から、教育・大学のありかたの変遷、
そして新自由主義時代への突入後、教育の民営化が公教育の破壊へと突き進んでいく過程を確認しました。
ここで明らかにされたことは、「大学自治」「学問の(支配者からの)独立」は、社会的生産関係の変遷の中で成立したのであり、「公教育」は資本制的生産様式の発展程度に規定されて確立していったということです。
そして重要なことは、公教育を破壊し未来を食いつぶしてしか延命できない今の資本主義体制を、根底から覆すものとして学生の国際的な反乱がはじまっているということです。
二日目は「大学奪還の指針~学生は政治闘争に決起し全学連大会に結集しよう~」と題しての討論会です!
一日目の「大学論」から、公教育はそもそも高度な生産能力を有する社会における運営の条件として成立したこと、生産能力の発展が強制する社会的発展機関として大学はあるということがまず確認され、
であるからこそ、大学を奪還するといことは、きわめて全社会的=政治的な問題であるということが確認されました。
そして、現在の大学のありかたと対決する以上、それは必然的に新自由主義との対決となるということ、より鋭角的にいえば、民主党・菅政権の掲げる「新成長戦略」との対決なしには学生は自らの未来を切り開けないということが提起されました。
では、いかにして対決するか?
それはすなわち、全国の学生は全学連大会に結集し、自らの大学で自治を復権させようということ。
そして、新たな闘う労働運動をつくるため、全国・全世界の労働者と団結するために11月集会へ行こうということです。
以上の提起をもとに、一日目、二日目ともとても活発な議論が行われました。
「国の予算が無いから仕方ない」「経済が崩壊しているから仕方ない」という、国家主義イデオロギーとの対決をどうとらえるか。「どうせ変わらないからしょうがない」とあきらめ、絶望している学生とどうやって団結して、ともに闘う勢力を登場させることができるか、という問題意識や、
文系学部をはじめとした「金にならない学問」を担う学生が資本と対決する点は一体どこなのか、そもそも、学問が社会の発展に貢献するとは、どういうことなのか?という議論など、とても興味深い論議がたくさんできました。
長くなってしまったので、今回はここまで!
つづく!
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