2. posted by 2014年10月8日東京電力・国・JR東日本に対しての公開質問状 2014/10/09
21:12
私たちは、以下のように、公開質問状を作成、送付し、抗議と要求を行っています。私たちは、JR東日本の開催した9月6日郡山車両基地祭りが、どれほどひどいものか!どれほど子供たちを初めとした人々に対して、被曝を強要したものか、を問題にしています。ぜひご一読ご検討ください。
ぜひ皆さんの賛同と、共に連帯されることを切に望みます。また、拡散をよろしくお願いします。
なお、動労千葉、動労水戸、「共に闘う国労の会」、橋本光一さんたちは、残念なことに、このひどい被ばく強要の9月6日郡山車両基地祭りに一切の抗議も、反対も、異議の声をも上げず、逆に、参加協調しています。眞にひどいものです。心からの反省を強く求めたいです。
---------- 転送メッセージ ----------
From: seikyounakama kyoto <keizirou.hushimi@gmail.com>
日付: 2014年10月8日 21:06
件名: 2014年10月8日東京電力・国・JR東日本に対しての公開質問状・・・・・・・・・・・・・・京都生協の働く仲間の会
To: 自衛隊奈良 <hq1-nara@pco.mod.go.jp>, 自衛隊京都地方協力本部 <recruit1-kyoto@pco.mod.go.jp>, 自衛隊奈良援護課 <place1-nara@pco.mod.go.jp>
2014年10月8日東京電力・国・JR東日本に対しての公開質問状
被曝労働拒否、被曝生活拒否!東京電力・国・JR東日本は、被爆地の労働者人民の移住避難・労働生活を完全保障せよ!2014年5月9日「会社は放射線対策を行え!常磐線竜田延伸に意義あり」国労郡工支部声明を、私たちは支持し連帯する!そして、その要求に、貴職らが、誠実に答える事を要求する。
2014年10月8日京都生協の働く仲間の会
「郡山市の計画では、福島第一原発事故によって汚染された地域の除染について、行政が行ったモニタリング調査の結果により、適切な方法により実施することとなっています。郡山総合車両センター(貨物郡山車両所含む)のある菱田町や小原田地区は、年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域に分類され、家屋、庭、道路、側溝等の除染について、「町内会」「企業等との協働により」進めるとされています。
ところが、これに反して会社の姿勢は「安全」なので「線量測定の必要もない」というものです。現在、小原田地区の除染が行われている状況の中で、対策必要なしという姿勢は通用しないと考えます。早急な放射線対策を求めます。
また、JR会社は6月1日から常磐線・広野、竜田間の運転を再開しようとしています。しかし、福島第一原発の現状は、核燃料棒の取り出しも終わらず、汚染水流失も収まっていません。メルトダウンした燃料の取り出しの目途さえ立っていない中、原発周辺は重大事故と隣り合わせの地域であることは明らかです。JR会社が原発に近づく形で鉄道を再開し、労働者・利用者を被ばくの危険にさらすことは認められません。加えて、この運転再開が行政の押し進める、原発事故避難者の「帰還」の強要を後押しするものになりかねないことを危惧するものです。
これら会社の施策は、原発の安全宣伝や、原発再稼働の推進に掉さすものであり、鉄道に従事する者として、また福島県民としても容認できません。郡山総合車両センターにおける放射線対策を求めるとともに、常磐線竜田延伸には反対であることを明らかにします。
2014年5月9日国鉄労働組合郡山工場支部」
この立場から、JR東日本による郡山車両基地祭りに対して抗議する。そして要求する。
1、何よりもそれは、「祭り」と言って、親子連れなどをおびき出し、子供たちを先頭とした多数の人々への重大な被曝強要の暴挙だからだ。このような郡山車両基地祭りをくり返すJR東日本を、許してはいけない。私たちは、JR東日本が、9月6日郡山車両基地での郡山車両基地祭りを開催したことに対して、心から反省し、2度と行わないことを強く要求する。
2、また、JR東日本は、ただちに、東京電力・国に対して、福島などの重大な被曝地のJRの労働者家族を先頭にした労働者人民に対して、移住避難・労働生活などのとりわけ経済的な完全保障を行うことを強く、ただちに、要求する事を強く求める。
3、そのためにも、JR東日本は、まず、上記2014年5月9日付けの国鉄労働組合郡山工場支部の声明に真摯に回答し、その回答を私たちにも公開する事を強く求める。
4、まず、必ず、放射線量測定を行う事、そしてその公開を郡山駅頭とHPに公開掲示する事を要求する。
5、また、除染について、どのように行う計画なのか、その結果は、どうなったのか?その経過と結果についても、その公開を郡山駅頭とHPに公開掲示する事を要求する。
6、また、郡山車両基地の労働者に対して、重大な被曝を伴う職場であることを明らかにし、その被曝からの防護のために、希望者に避難移住、避難職場変更などを、労働条件の不利益変更のない形で、行う事を要求する。そのための負担は、JR東日本自身が、放射性物質をまき散らした東京電力と国に対して、本来追及するべきものと考える。すでにその裁判での取り組みの「ゴルフ場での放射性物質=無主物」事件として例がある。
私たちは、以上、要求する。
まず、第1に私たちは、JR東日本の開催した9月6日郡山車両基地祭りが、どれほどひどいものか!どれほど子供たちを初めとした人々に対して、被曝を強要したものか、はっきりとさせなければならない。
まず何よりも、この点は、国労郡山の仲間、橋本光一さんたちが、はっきりと毎日の被曝労働の強要される中で、明らかにしている所だ。それは、一言で言って、毎日毎日、原発作業者と同様の保護具、防護服、マスク、ゴーグルなどを使っての仕事をしている現場です。「共に闘う国労の会」会報№39に大きく明示されている通りです。その重大な被曝現場に多数の子供たちをはじめとした人々を、全く被曝に対しての防護措置を取らずに、招き入れ、被曝をさせる事など、絶対あってはならないのです。
それにもかかわらず、JR東日本は、昨年に続いて、それをした。重大な被曝現場をお祭り広場にした。とんでもない話だ。私たちは、JR東日本が、9月6日郡山車両基地での郡山車両基地祭りを開催したことに対して、心から反省し、2度と行わないことを強く要求する。
JR東日本の方針はhttp://railf.jp/event/2014/08/06/000000.htmlで、明らかだ。そこでは次のように言われている。
「JR東日本仙台支社では,「郡山車両基地まつり2014」を2014(平成26)年9月6日(土)に開催します.
開催日時: 2014(平成26)年9月6日(土)9時30分〜15時(入場は14時30分まで)※入場無料
会場: 郡山総合車両センター(郡山市菱田町1-90)
会場への交通: 郡山駅下車,徒歩20分
郡山駅バスターミナルと基地まつり会場入口間に臨時バスが運行されますのでご利用ください(料金おとな100円・こども50円)
※詳しくはJR東日本仙台支社のプレスリリース(PDFファイル)をご覧ください.
内容:
■ミニSL運行,トラバーサの体験乗車
■小学生を対象に「未来の鉄道」をイメージした絵の展示
■作業実演各種(車体上げ下ろし,車両移動,台車組立てなど)
■体験乗車
■催し物
●鉄道車両のペーパークラフト,スタンプラリー,ピエロのバルーンショー,バザーなど。」JR東日本は、子どもをどんどん引き込むことを重点にして、キャンペーンしているのだ。
とんでもない話だ。
更に、その郡山基地祭りは、見学に行った人々の話では、次のような内容であった。「郡山車両基地まつり2014に行ってみた。」
http://www.youtube.com/watch?v=CM4iPyXQ8Zw
1つは、石ノ森章太郎の漫画を描いたマンガッタンライナー、列車の動員だ。仮面ライダー、サイボーグ009とか、さるとびえっちゃんとかが車体に描かれている。「Welcome to Tohoku」とも。
2つは、食堂は、日の丸とJRの旗が一緒に真正面に大きく飾られた舞台のある食堂だ。カツカレーが、富士山ろくのおいしい水付きで520円。そしてその舞台では、帝京安積高校の男女生徒たち15人による太鼓の演奏が行われた。食堂には、小さな子供連れの親子が目立つ。
3つは、ミニSLには、小さな子が喜んで乗っていた。
4つは、「祝歓迎車両基地祭り」の横断幕の所にいた職員は、誰一人として、放射能防護服ではなかった。
5つは、工場内でも、放射能防護服の労働者は一人としていなかった。IGR7000系に青帯を貼っていた二人の男性労働者も、放射能防護服を全くしていなかった。郡山駅の女性車掌も、全く放射能防護服をしていなかった。
6つは、郡山車両基地祭り2014 トラバーサ作業実演には、200人ほどもの親子連れが参加し、さらに、現場労働者が実演した。しかし、現場労働者は、放射能防護服を全くしていなかった。
第2に、改めて言うが、郡山車両センター(車両基地)は、極めて厳しい被曝汚染地帯だという事だ。この点を上記国鉄労働組合郡山工場支部が上記声明などで明らかにし、責任を追及してきているのにもかかわらず、JR東日本は、「霧祭り」を強行したのだ。ひどい。
1つは、先にも明らかにしたように、郡山車両センター(車両基地)は、一言で言って、毎日毎日、原発労働者と同様の保護具、防護服、マスク、ゴーグルなどを使っての仕事をしている現場です。
2013年9月18日の上記会報№39には、その写真が大きく掲示されています。それは、「2011年3・11原発事故の際、常磐線で被曝した汚染車両K544、4両が、勝田車両センターで動労水戸のストライキによって交番検査(※1、通称「交検」)を受けられないまま、7月18日、郡山工場に入場してきました。この4両を分解し、修繕し、再び組み立てる、全般検査(※2、通称「全検」)をめぐって、」の仕事上の放射線防護服着用です。
JR東日本は、こんな放射線防護服着用工場で、ミニSL列車を走らせ、親子連れを呼び込んだのです。
この放射線防護服の着用は、本来、日常的に行われるべきものであることは、橋本光一さんの話で明らかな通りです。
橋本さんは2014年9月11日集会で次のように話しています。
「確かに、K544の放射線量より郡工の放射線量の方が高い」と。つまり、橋本さんたちは、「被ばく車両K544に対しては、「安全であり通常作業をしろ」というJR会社に対し、現場の闘いの中で防護服着用を認めさせてきた。」
だが、その「K544の放射線量」より、確かに、「毎日毎日の郡工=郡山車両工場の放射線量の方が高い」とはっきりと認めているのだ。つまり、「K544の放射線量より郡工の放射線量の方が高い」のに、郡山車両工場では、「K544の放射線量より」高い毎日毎日の放射線量の労働については、放射線防護服を着用していないというのだ。まったくおかしなことだ。K544被曝労働労働で放射線防護服を着用するのであれば、当然のこととして、それ以上に危険の高い毎日毎日の被曝労働について、放射線防護服を着用するのが当然なことである。ところが、現実にはそうはなっていない。
毎日の被曝労働においては、放射線防護服を着用していない。そして同じように、9月6日郡山車両基地祭りでも、労働者も、そして、「祭り」に来た親子連れも、放射線防護服をしていないのだ。全く危険な重大被曝地帯にもかかわらず、だ。
2つは、「郡山総合車両センター(貨物郡山車両所含む)のある菱田町や小原田地区は、年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域に分類」されているのです。こんなところで、祭りをする、子供らに被曝を強要するなどという事は許されません。
こんなだ被曝地帯に、JR東日本は、仮面ライダー列車を走らせ、親子連れを集めたのです。
3つは、郡山総合車両センターは、「除染必要地帯」だと郡山市でさえ指示している場所です。そのような場所に、帝京安積高校の太鼓のメンバーを15名も招き入れ、食堂で演奏させているのです。
まさにひどいと言うほかはありません。
国労の上記声明では次のように明らかにしています。
「郡山総合車両センター(貨物郡山車両所含む)のある菱田町や小原田地区は、年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域に分類され、家屋、庭、道路、側溝等の除染について、「町内会」「企業等との協働により」進めるとされています。」と言う、まさに「除染必要地帯」です。
4つは、このように郡山総合車両センターは、「除染必要地帯」だとして、郡山市も認定し、「除染の計画」を指示している。ところが、
これに反して会社(JR東日本)の姿勢は「安全」なので「線量測定の必要もない」というものです。とんでもありません。そんな郡山車両センターで、JR東日本が、車両基地祭りを開催し、多数の親子連れなどの人々を集めた。
上記国労支部の声明には次にようにあります。
「郡山市の計画では、福島第一原発事故によって汚染された地域の除染について、行政が行ったモニタリング調査の結果により、適切な方法により実施することとなっています。郡山総合車両センター(貨物郡山車両所含む)のある菱田町や小原田地区は、年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域に分類され、家屋、庭、道路、側溝等の除染について、「町内会」「企業等との協働により」進めるとされています。
ところが、これに反して会社(JR東日本)の姿勢は「安全」なので「線量測定の必要もない」というものです。現在、小原田地区の除染が行われている状況の中で、対策必要なしという姿勢は通用しないと考えます。早急な放射線対策を求めます。」と、です。
つまり、まず、この郡山車両基地祭りの会場は、除染が必要であると郡山市が指定している地域です。この除染が必要な重大被曝地帯で、除染がなされない中、むしろ、放射線量測定もなされない中、車両基地祭りは開催されたのです。以上。
ぜひ皆さんの賛同と、共に連帯されることを切に望みます。また、拡散をよろしくお願いします。
なお、動労千葉、動労水戸、「共に闘う国労の会」、橋本光一さんたちは、残念なことに、このひどい被ばく強要の9月6日郡山車両基地祭りに一切の抗議も、反対も、異議の声をも上げず、逆に、参加協調しています。眞にひどいものです。心からの反省を強く求めたいです。
---------- 転送メッセージ ----------
From: seikyounakama kyoto <keizirou.hushimi@gmail.com>
日付: 2014年10月8日 21:06
件名: 2014年10月8日東京電力・国・JR東日本に対しての公開質問状・・・・・・・・・・・・・・京都生協の働く仲間の会
To: 自衛隊奈良 <hq1-nara@pco.mod.go.jp>, 自衛隊京都地方協力本部 <recruit1-kyoto@pco.mod.go.jp>, 自衛隊奈良援護課 <place1-nara@pco.mod.go.jp>
2014年10月8日東京電力・国・JR東日本に対しての公開質問状
被曝労働拒否、被曝生活拒否!東京電力・国・JR東日本は、被爆地の労働者人民の移住避難・労働生活を完全保障せよ!2014年5月9日「会社は放射線対策を行え!常磐線竜田延伸に意義あり」国労郡工支部声明を、私たちは支持し連帯する!そして、その要求に、貴職らが、誠実に答える事を要求する。
2014年10月8日京都生協の働く仲間の会
「郡山市の計画では、福島第一原発事故によって汚染された地域の除染について、行政が行ったモニタリング調査の結果により、適切な方法により実施することとなっています。郡山総合車両センター(貨物郡山車両所含む)のある菱田町や小原田地区は、年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域に分類され、家屋、庭、道路、側溝等の除染について、「町内会」「企業等との協働により」進めるとされています。
ところが、これに反して会社の姿勢は「安全」なので「線量測定の必要もない」というものです。現在、小原田地区の除染が行われている状況の中で、対策必要なしという姿勢は通用しないと考えます。早急な放射線対策を求めます。
また、JR会社は6月1日から常磐線・広野、竜田間の運転を再開しようとしています。しかし、福島第一原発の現状は、核燃料棒の取り出しも終わらず、汚染水流失も収まっていません。メルトダウンした燃料の取り出しの目途さえ立っていない中、原発周辺は重大事故と隣り合わせの地域であることは明らかです。JR会社が原発に近づく形で鉄道を再開し、労働者・利用者を被ばくの危険にさらすことは認められません。加えて、この運転再開が行政の押し進める、原発事故避難者の「帰還」の強要を後押しするものになりかねないことを危惧するものです。
これら会社の施策は、原発の安全宣伝や、原発再稼働の推進に掉さすものであり、鉄道に従事する者として、また福島県民としても容認できません。郡山総合車両センターにおける放射線対策を求めるとともに、常磐線竜田延伸には反対であることを明らかにします。
2014年5月9日国鉄労働組合郡山工場支部」
この立場から、JR東日本による郡山車両基地祭りに対して抗議する。そして要求する。
1、何よりもそれは、「祭り」と言って、親子連れなどをおびき出し、子供たちを先頭とした多数の人々への重大な被曝強要の暴挙だからだ。このような郡山車両基地祭りをくり返すJR東日本を、許してはいけない。私たちは、JR東日本が、9月6日郡山車両基地での郡山車両基地祭りを開催したことに対して、心から反省し、2度と行わないことを強く要求する。
2、また、JR東日本は、ただちに、東京電力・国に対して、福島などの重大な被曝地のJRの労働者家族を先頭にした労働者人民に対して、移住避難・労働生活などのとりわけ経済的な完全保障を行うことを強く、ただちに、要求する事を強く求める。
3、そのためにも、JR東日本は、まず、上記2014年5月9日付けの国鉄労働組合郡山工場支部の声明に真摯に回答し、その回答を私たちにも公開する事を強く求める。
4、まず、必ず、放射線量測定を行う事、そしてその公開を郡山駅頭とHPに公開掲示する事を要求する。
5、また、除染について、どのように行う計画なのか、その結果は、どうなったのか?その経過と結果についても、その公開を郡山駅頭とHPに公開掲示する事を要求する。
6、また、郡山車両基地の労働者に対して、重大な被曝を伴う職場であることを明らかにし、その被曝からの防護のために、希望者に避難移住、避難職場変更などを、労働条件の不利益変更のない形で、行う事を要求する。そのための負担は、JR東日本自身が、放射性物質をまき散らした東京電力と国に対して、本来追及するべきものと考える。すでにその裁判での取り組みの「ゴルフ場での放射性物質=無主物」事件として例がある。
私たちは、以上、要求する。
まず、第1に私たちは、JR東日本の開催した9月6日郡山車両基地祭りが、どれほどひどいものか!どれほど子供たちを初めとした人々に対して、被曝を強要したものか、はっきりとさせなければならない。
まず何よりも、この点は、国労郡山の仲間、橋本光一さんたちが、はっきりと毎日の被曝労働の強要される中で、明らかにしている所だ。それは、一言で言って、毎日毎日、原発作業者と同様の保護具、防護服、マスク、ゴーグルなどを使っての仕事をしている現場です。「共に闘う国労の会」会報№39に大きく明示されている通りです。その重大な被曝現場に多数の子供たちをはじめとした人々を、全く被曝に対しての防護措置を取らずに、招き入れ、被曝をさせる事など、絶対あってはならないのです。
それにもかかわらず、JR東日本は、昨年に続いて、それをした。重大な被曝現場をお祭り広場にした。とんでもない話だ。私たちは、JR東日本が、9月6日郡山車両基地での郡山車両基地祭りを開催したことに対して、心から反省し、2度と行わないことを強く要求する。
JR東日本の方針はhttp://railf.jp/event/2014/08/06/000000.htmlで、明らかだ。そこでは次のように言われている。
「JR東日本仙台支社では,「郡山車両基地まつり2014」を2014(平成26)年9月6日(土)に開催します.
開催日時: 2014(平成26)年9月6日(土)9時30分〜15時(入場は14時30分まで)※入場無料
会場: 郡山総合車両センター(郡山市菱田町1-90)
会場への交通: 郡山駅下車,徒歩20分
郡山駅バスターミナルと基地まつり会場入口間に臨時バスが運行されますのでご利用ください(料金おとな100円・こども50円)
※詳しくはJR東日本仙台支社のプレスリリース(PDFファイル)をご覧ください.
内容:
■ミニSL運行,トラバーサの体験乗車
■小学生を対象に「未来の鉄道」をイメージした絵の展示
■作業実演各種(車体上げ下ろし,車両移動,台車組立てなど)
■体験乗車
■催し物
●鉄道車両のペーパークラフト,スタンプラリー,ピエロのバルーンショー,バザーなど。」JR東日本は、子どもをどんどん引き込むことを重点にして、キャンペーンしているのだ。
とんでもない話だ。
更に、その郡山基地祭りは、見学に行った人々の話では、次のような内容であった。「郡山車両基地まつり2014に行ってみた。」
http://www.youtube.com/watch?v=CM4iPyXQ8Zw
1つは、石ノ森章太郎の漫画を描いたマンガッタンライナー、列車の動員だ。仮面ライダー、サイボーグ009とか、さるとびえっちゃんとかが車体に描かれている。「Welcome to Tohoku」とも。
2つは、食堂は、日の丸とJRの旗が一緒に真正面に大きく飾られた舞台のある食堂だ。カツカレーが、富士山ろくのおいしい水付きで520円。そしてその舞台では、帝京安積高校の男女生徒たち15人による太鼓の演奏が行われた。食堂には、小さな子供連れの親子が目立つ。
3つは、ミニSLには、小さな子が喜んで乗っていた。
4つは、「祝歓迎車両基地祭り」の横断幕の所にいた職員は、誰一人として、放射能防護服ではなかった。
5つは、工場内でも、放射能防護服の労働者は一人としていなかった。IGR7000系に青帯を貼っていた二人の男性労働者も、放射能防護服を全くしていなかった。郡山駅の女性車掌も、全く放射能防護服をしていなかった。
6つは、郡山車両基地祭り2014 トラバーサ作業実演には、200人ほどもの親子連れが参加し、さらに、現場労働者が実演した。しかし、現場労働者は、放射能防護服を全くしていなかった。
第2に、改めて言うが、郡山車両センター(車両基地)は、極めて厳しい被曝汚染地帯だという事だ。この点を上記国鉄労働組合郡山工場支部が上記声明などで明らかにし、責任を追及してきているのにもかかわらず、JR東日本は、「霧祭り」を強行したのだ。ひどい。
1つは、先にも明らかにしたように、郡山車両センター(車両基地)は、一言で言って、毎日毎日、原発労働者と同様の保護具、防護服、マスク、ゴーグルなどを使っての仕事をしている現場です。
2013年9月18日の上記会報№39には、その写真が大きく掲示されています。それは、「2011年3・11原発事故の際、常磐線で被曝した汚染車両K544、4両が、勝田車両センターで動労水戸のストライキによって交番検査(※1、通称「交検」)を受けられないまま、7月18日、郡山工場に入場してきました。この4両を分解し、修繕し、再び組み立てる、全般検査(※2、通称「全検」)をめぐって、」の仕事上の放射線防護服着用です。
JR東日本は、こんな放射線防護服着用工場で、ミニSL列車を走らせ、親子連れを呼び込んだのです。
この放射線防護服の着用は、本来、日常的に行われるべきものであることは、橋本光一さんの話で明らかな通りです。
橋本さんは2014年9月11日集会で次のように話しています。
「確かに、K544の放射線量より郡工の放射線量の方が高い」と。つまり、橋本さんたちは、「被ばく車両K544に対しては、「安全であり通常作業をしろ」というJR会社に対し、現場の闘いの中で防護服着用を認めさせてきた。」
だが、その「K544の放射線量」より、確かに、「毎日毎日の郡工=郡山車両工場の放射線量の方が高い」とはっきりと認めているのだ。つまり、「K544の放射線量より郡工の放射線量の方が高い」のに、郡山車両工場では、「K544の放射線量より」高い毎日毎日の放射線量の労働については、放射線防護服を着用していないというのだ。まったくおかしなことだ。K544被曝労働労働で放射線防護服を着用するのであれば、当然のこととして、それ以上に危険の高い毎日毎日の被曝労働について、放射線防護服を着用するのが当然なことである。ところが、現実にはそうはなっていない。
毎日の被曝労働においては、放射線防護服を着用していない。そして同じように、9月6日郡山車両基地祭りでも、労働者も、そして、「祭り」に来た親子連れも、放射線防護服をしていないのだ。全く危険な重大被曝地帯にもかかわらず、だ。
2つは、「郡山総合車両センター(貨物郡山車両所含む)のある菱田町や小原田地区は、年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域に分類」されているのです。こんなところで、祭りをする、子供らに被曝を強要するなどという事は許されません。
こんなだ被曝地帯に、JR東日本は、仮面ライダー列車を走らせ、親子連れを集めたのです。
3つは、郡山総合車両センターは、「除染必要地帯」だと郡山市でさえ指示している場所です。そのような場所に、帝京安積高校の太鼓のメンバーを15名も招き入れ、食堂で演奏させているのです。
まさにひどいと言うほかはありません。
国労の上記声明では次のように明らかにしています。
「郡山総合車両センター(貨物郡山車両所含む)のある菱田町や小原田地区は、年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域に分類され、家屋、庭、道路、側溝等の除染について、「町内会」「企業等との協働により」進めるとされています。」と言う、まさに「除染必要地帯」です。
4つは、このように郡山総合車両センターは、「除染必要地帯」だとして、郡山市も認定し、「除染の計画」を指示している。ところが、
これに反して会社(JR東日本)の姿勢は「安全」なので「線量測定の必要もない」というものです。とんでもありません。そんな郡山車両センターで、JR東日本が、車両基地祭りを開催し、多数の親子連れなどの人々を集めた。
上記国労支部の声明には次にようにあります。
「郡山市の計画では、福島第一原発事故によって汚染された地域の除染について、行政が行ったモニタリング調査の結果により、適切な方法により実施することとなっています。郡山総合車両センター(貨物郡山車両所含む)のある菱田町や小原田地区は、年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域に分類され、家屋、庭、道路、側溝等の除染について、「町内会」「企業等との協働により」進めるとされています。
ところが、これに反して会社(JR東日本)の姿勢は「安全」なので「線量測定の必要もない」というものです。現在、小原田地区の除染が行われている状況の中で、対策必要なしという姿勢は通用しないと考えます。早急な放射線対策を求めます。」と、です。
つまり、まず、この郡山車両基地祭りの会場は、除染が必要であると郡山市が指定している地域です。この除染が必要な重大被曝地帯で、除染がなされない中、むしろ、放射線量測定もなされない中、車両基地祭りは開催されたのです。以上。
私たちは、2014年9月24日動労千葉、動労水戸、動労総連合、「共に闘う国労の会」のみなさんに年長労働者への被ばく労働の差別的強要に反対する等について抗議と要求を行いました。よろしくご一読ご検討ください。また、拡散を希望します。京都生協の働く仲間の会
特に、関東・東北での職場での放射能測定を勝ち取ることはとても大事です。全国の労働者・労働組合の大連帯行動で勝ち取りましょう。
---------- 転送メッセージ ----------
From: seikyounakama kyoto <keizirou.hushimi@gmail.com>
日付: 2014年9月25日 11:21
件名: Fwd: 2014年9月24日動労千葉、動労水戸、動労総連合、「共に闘う国労の会」のみなさんへ!抗議と要求書!・・・・京都生協の働く仲間の会
To: 労組動労千葉 <doro-chiba@doro-chiba.org>
---------- 転送メッセージ ----------
From: seikyounakama kyoto <keizirou.hushimi@gmail.com>
日付: 2014年9月25日 11:19
件名: Fwd: 2014年9月24日動労千葉、動労水戸、動労総連合、「共に闘う国労の会」のみなさんへ!抗議と要求書!・・・・京都生協の働く仲間の会
To: 労組動労千葉 <doro-chiba@doro-chiba.org>, 共に闘う国労の会 <tomonitatakaukai@yahoo.co.jp>
2014年9月24日動労千葉、動労水戸、動労総連合、「共に闘う国労の会」のみなさんへ!抗議と要求書!
2014年9月24日京都生協の働く仲間の会
貴4団体に、私たちは、厳重に抗議し、要求をします。皆さんは、エートスのように、「問題の本質は線量ではない」などと言って、被曝問題を無視し、①放射線量測定を無視することは、余りにも、不当です。絶対にやめてください。そして、JR東日本に放射線量の職場での測定を、毎日必ず行い、それを記録に、公表する事を必ず要求してください。②被曝労働を年長労働者に強要する事は、余りにも、不当です。絶対にやめてください。そして、すぐに、反省し、改めてください。そして、全労働者が、だれ一人の例外なく、被曝労働強要を拒否できるようにしてください。③そして、真剣に、「年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域に分類される郡山総合車両センター(貨物郡山車両所含む)」での被曝労働強要は、絶対に許されず、国、東京電力、JR東日本が、労働者家族の移住避難に全面的に保障する事を要求する闘いに、全力で立つことを強く求めます。
1、
私たちは、国鉄労働組合郡山工場支部の皆さんの発した2014年5月9日付け「会社は放射線対策を行え!常磐線・竜田延伸に異議あり!」という宣言を心から支持します。かれらの宣言は、「共に闘う国労の会」会報48号で知りました。ともに、私たちは、移住避難をも含めた命と暮らし、労働を守る闘いを是非共にがんばります。その時、貴4団体は、国鉄労働組合郡山工場支部をはじめとした労働者の訴えを裏切るものとなっています。私たちは、その点を厳重に批判し、抗議をし、改める事を求めるものです。
1、
そこでは、国鉄労働組合郡山工場支部の宣言では、次のように記されています。
「会社は放射線対策を行え!常磐線・竜田延伸に異議あり!
郡山市の計画では、福島第一原発事故によって汚染された地域の除染について、行政が行ったモニタリング調査の結果により、適切な方法により実施することとなっています。郡山総合車両センター(貨物郡山車両所含む)のある菱田町や小原田地区は、年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域に分類され、家屋、庭、道路、側溝等の除染について、「町内会」「企業等との協働により」進めるとされています。
ところが、これに反して会社の姿勢は「安全」なので「線量測定の必要もない」というものです。現在、小原田地区の除染が行われている状況の中で、対策必要なしという姿勢は通用しないと考えます。早急な放射線対策を求めます。
また、JR会社は6月1日から常磐線・広野、竜田間の運転を再開しようとしています。しかし、福島第一原発の現状は、核燃料棒の取り出しも終わらず、汚染水流失も収まっていません。メルトダウンした燃料の取り出しの目途さえ立っていない中、原発周辺は重大事故と隣り合わせの地域であることは明らかです。JR会社が原発に近づく形で鉄道を再開し、労働者・利用者を被ばくの危険にさらすことは認められません。加えて、この運転再開が行政の押し進める、原発事故避難者の「帰還」の強要を後押しするものになりかねないことを危惧するものです。
これら会社の施策は、原発の安全宣伝や、原発再稼働の推進に掉さすものであり、鉄道に従事する者として、また福島県民としても容認できません。郡山総合車両センターにおける放射線対策を求めるとともに、常磐線竜田延伸には反対であることを明らかにします。
2014年5月9日国鉄労働組合郡山工場支部」と。
2、
皆さんは、エートスのように、「問題の本質は線量ではない」などと言って、被曝問題を無視し、①放射線量測定を無視することは、余りにも、不当です。絶対にやめてください。そして、JR東日本に放射線量の職場での測定を、毎日必ず行い、それを記録に、公表する事を必ず要求してください。
第一は、「共に闘う国労の会」は、2013年8月5日つけビラで、「問題の本質は線量ではない」などと言って、被曝という重大な「緩慢な殺人」行為について、関係ないなどと言ってきています。そうして、東京電力、国=安倍政権、JR東日本の責任を免罪しています。
とんでもありません。
まさに「問題の本質は、放射線線量」です。高い線量による労働者殺し等を許さないという労働者の労働安全衛生、命にかかわる問題です。これが本質です。
そしてこの点を、国労郡山の仲間は、本年5月9日の声明で、「「線量測定の必要もない」というJR東日本の被曝についての安全を無視した態度に、強く反対を述べて抗議をし、線量測定をまずきちんとする」事を要求しているのです。
ところが、橋本光一氏と「共に闘う国労の会」は、そして、また、動労千葉、動労水戸、動労総連合もまた、JR東日本に加担し、一緒になって「本質問題は線量ではない」などと言って、郡山支部の国労労組員の必死の訴えを無視しているのです。絶対に許せません。
むしろ圧殺する態度を明白にしています。絶対に許されるものではありません。
この点、橋下光一氏らは、貴4団体らは、ただちに、JR東日本に対して、放射能測定を毎日きちんと行う事、そしてその記録を行い、労働者・労働組合に公表をする事、同時に、JR利用者に公表をする事を要求するべきです。
実際、動労水戸に対して、JR東日本が、測定を会社命令で指示しています。動労水戸の仲間は是非、動労水戸でもやっているように放射能測定は絶対に必要だから、郡山工場などでもするべきだと、JR東日本に、要求するべきです。そして国労郡山などの福島の労働者たちと連帯して、闘うべきです。
また、動労千葉もまた、自身が、千葉の職場で、JR東日本が、放射能測定を行い、記録し、そして公表をするように、要求闘争を行うべきです。千葉では、すでに明らかなように、重大な被曝地帯があちこちにあります。動労千葉は、自分たちは関係ない、被曝問題、放射能測定問題は、福島の事だなどとしてはいけません。それは間違いです。
そのことは、9月7日午後1時から福島市のコラッセふくしまで開催された第5回ふくしま共同診療所報告会での院長の松江寛人さん、元国会事故調査委員会委員の崎山比早子さんなどのお話でも明らかです(週刊『前進』06頁(2648号04面01)(2014/09/15)の報告記)。
「院長松江寛人さんが「放射線はゼロ以外は危険である。」とはっきりと述べた。
次に「布施幸彦医師が「県民健康調査を批判する」と題して報告した。そして「高汚染地域は福島だけでなく宮城、群馬、栃木、茨城、千葉にも及んでおり、今後この地域での小児甲状腺がんの増加が懸念される。さらにチェルノブイリ事故後4〜5年後から甲状腺がんが増加している。福島を含めた多くの県で早急な対策が必要」と声を高めた。「内部被曝や低線量外部被曝による障害は甲状腺がんだけではない。白血病などのがんや非がん性疾患も増加する」などと話した。」と話したのです。
千葉は、「高汚染地域は福島だけでなく宮城、群馬、栃木、茨城、千葉にも及んで」いるのです。実際、2014年9月3日水曜日には、次のような報道がありました。
「東葛の千葉県立3高で 基準値超える線量/千葉
千葉県教委は1日、流山南(流山市)と松戸南、松戸向陽(松戸市)の県立3高校の敷地隅から、国の基準値(毎時0・23マイクロシーベルト)を上回る空間放射線量を検出したため周辺地域を立ち入り禁止にしたと発表した。生徒の学校生活に影響はないという。
県教委学校安全保健課によると、7~8月に3校のトラック脇の雑草地や敷地隅などを測定したところ、流山南は計約700平方メートルから0・24~0・38マイクロシーベルト、松戸南は計30平方メートルから0・22~0・35マイクロシーベルト、松戸向陽は計60平方メートルから0・30~0・33マイクロシーベルトが検出された。 3校ともグラウンドは基準値以下だった。今後、基準値を超えた地点の除草を行った上で再度測定し、除染などを検討する。2014年09月2日千葉日報 」と。
更に、千葉県の柏市などの高線量地帯から、多くの方々が、京都にも避難移住してこられています。また千葉県でも、船橋のA病院では、測定を行っていると聞きます。
それゆえ動労千葉は、職場で、労組員・全労働者の命を守る為、労働安全の実現のために、放射線量測定を、JR東日本がきちんと行い、記録し、そしてそれを、労働者に、そしてJR利用者に公表する事を要求するべきです。そうして、郡山の国労をはじめとした労働者仲間に対して、心からの連帯行動に立つべきです。測定を無視し、あまつさえ、妨害する事は、絶対に許されません。
3、
第二に、郡山総合車両センターで働く国労の仲間をはじめとした福島などの凄まじい被曝地帯の全労働者には、移住避難が求められており、その十分な保障を国、東京電力、JR東日本等に要求する行動に立つべきです。国労郡山支部の生命は次のように言っています。
「郡山総合車両センター(貨物郡山車両所含む)のある菱田町や小原田地区は、年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域に分類され、家屋、庭、道路、側溝等の除染について、「町内会」「企業等との協働により」進めるとされています。
ところが、これに反して会社の姿勢は「安全」なので「線量測定の必要もない」というものです。現在、小原田地区の除染が行われている状況の中で、対策必要なしという姿勢は通用しないと考えます。早急な放射線対策を求めます。」と。
つまり問題は、「郡山総合車両センター(貨物郡山車両所含む)のある菱田町や小原田地区は、年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域」であるという事であり、この「年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満」と言う重大被曝とどう闘うかという事です。
ところが、貴四団体は、ここから完全逃亡し、無視し、無責任を明らかにし、そうして、上記国労郡山支部をはじめとした労働者仲間を、完全に裏切っているのです。
まずは、「線量は本質問題ではない」などと言って、被曝=労働者の命の問題を無視することを明らかです。この点に明らかです。
この点、動労水戸は、国分勝之副委員長がはっきりと述べています。「郡山のような高線量地帯で働けない」とはっきりと言っているのです。(週刊『前進』06頁(2633号02面01)(2014/05/26))以下の通りです。
「広野と竜田の間に木戸という駅があるんですが、木戸の周辺の田んぼには除染作業で出た土壌などが黒いビニールシートに包まれて野積みになっています。その中を電車が走っていく。だから訓練で乗務した人はみんなぎょっとしています。
竜田の駅前にモニタリングポストがあって、それが駅から見えるんだそうです。見たら0・24㍃シーベルトになっていた。会社は「0・23以下になったから竜田まで延伸できる」と言っていたのに、それより高い。空気そのものが汚染されている。そんなところに線量計を持って全員が突っ込めって言うのか。
しかも、問題は空間線量だけではない。線量が低くても内部被曝は絶対にあるわけだし、ゼロ以外は危険だと動労水戸はずっと訴えてきました。」と言っています。そうして、そんなところで働くことはできないと、強く主張しています。「そんなところ」に、まさに、郡山は、当てはまるのです。
同じことは、国労郡山で働く仲間の皆さんをはじめとした重大な被曝地で働くことを強要されている皆さんに、深刻に当てはまる事だと思います。だから、国労郡山工場支部の皆さんは、上記のように声明で「郡山総合車両センター(貨物郡山車両所含む)のある菱田町や小原田地区は、年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域に分類され」るから、放射能対策が極めて重大であり、それをJR東日本に要求すると宣言したのです。ところが、貴四団体は、動労水戸では、「郡山のような高線量地帯で働けるか!働けるわけがない!と言っている。そしてそれは正しいのだが、郡山工場で働く国労などの仲間に対しては、「線量は本質的問題ではない」などと言って、「工場が年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域」などという事は、本質的問題ではない、小さい問題だと言い、いろいろ言うなと言う。そうして大被曝労働を強要する立場をとっているのである。とんでもない話だ。そしてここから、重大な被曝労働強要肯定問題が出てくるのだ。
4、
第三に、貴4団体は、あろう事か、年長労働者に、青年労働者を守るために、青年労働者の分も、被曝して、被曝労働を行う事がいい事だと言って、実際、そうしたというのだ。とんでもない重大な命に係わる、重大被曝問題での差別問題だ。絶対に反省し、改めなければならない。
橋本光一氏らは、次のように言う。
「●「若手を被曝から守れ」の気概がみなぎっていた現場
状況は厳しいわけですが、あきらめるわけにはいきません。国労がヘゲモニーを取れる職場、班では東労組の現場組合員と一緒になって当局に要求して、防護服、マスク、ゴーグルなど、原発作業者と同様の保護具を準備させました。平成採のことはなんとしても守らなければならない、という気持ちが全体にみなぎっていました。そして、平成採をK544作業から実質的に除外することを認めさせることができました。ただでさえ蒸し暑いこの時期に、防護服と防毒マスクの完全装備で作業を続けることは本当に大変なことです。しかし、現場当局追及の先頭に立った人たちは、この重装備での作業をやり切りました。平成採をK544作業から外し、そのかわりに自分たちは汗だくになって被曝作業を行なう、国労組合員たちのこの姿が、平成採の青年たちの魂を間違いなく捉えているんじゃないかと思っています。」と。
橋本光一氏らは、ある時は、「被曝労働は命を削った労働」と言い、ある時は「放射能測定をしないJRに対して「労働者の命を軽んじるJR」」などと言っている。しかし、その命に関わる労働を、「若手にはさせない、若手の分も年長労働者がする」などと言う。こんな事など、到底認める事は許されない。年長労働者が、殺されてもいいのか、年長労働者の命は削ってもいいのか、年長労働者の命は軽んじられてもいいのか。そういう問題であり、橋本光一氏らは、それを、年長労働者は、若手の分も含めた被曝労働で殺されても構わない、年長労働者は、若手の分も含めた命を削る被曝労働をしても構わない、年長労働者は、若手の分も被曝労働を行う、命が軽んじられても構わないと、したのである。
そしてそうすれば、あたかも、若手労働者が感激して、自分たちの仲間になるかもしれないというのである。
とんでもない話だ。
被曝労働は、特に、国労郡山支部が言うように、「年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域」にある郡山工場での被曝労働は、重大な、命にかかわる問題であり、若手労働者も、年長労働者も、どの労働者も、労働を行なえる場所ではないのだ。それはすでに、動労水戸の国分勝之副委員長が言っている通りだ。
以上から明らかなように、被曝労働を年長労働者ならしても構わないとする事は、余りにも、不当です。絶対にやめてください。
この点は、9月7日午後1時から福島市のコラッセふくしまで開催された第5回ふくしま共同診療所報告会での院長の松江寛人さん、元国会事故調査委員会委員の崎山比早子さんなどのお話でも明らかです(週刊『前進』06頁(2648号04面01)(2014/09/15)の報告記)。
院長松江寛人さんが「放射線はゼロ以外は危険である。」とはっきりと述べた。
続いて内科を担当する医師が「血中甲状腺ホルモン値について」と題して報告し、「甲状腺の疾患には超音波検査の画像に表れてこないものがある。それに対する検査のひとつに血液検査がある」として、診療所で検査した358人のうち異常所見・異常所見の疑いが78人(21・8%)となることを説明した。
次に布施幸彦医師が「県民健康調査を批判する」と題して報告した。そして「高汚染地域は福島だけでなく宮城、群馬、栃木、茨城、千葉にも及んでおり、今後この地域での小児甲状腺がんの増加が懸念される。さらにチェルノブイリ事故後4〜5年後から甲状腺がんが増加している。福島を含めた多くの県で早急な対策が必要」と声を高めた。「内部被曝や低線量外部被曝による障害は甲状腺がんだけではない。白血病などのがんや非がん性疾患も増加する」などと話した。
また、元国会事故調査委員会委員の崎山比早子さんが「非がん性放射能障害について/老化促進に関して」という演題で講演を行った。そこでは、崎山さんは、汚染水問題の「解決」が行き詰まっているなど福島第一原発の収束作業の危機的な状況から語り出し、「福島原発事故現場に残された放射能量は事故時放出された量の約800倍にのぼる」「原子炉は動いていなくても危険」と警鐘を鳴らした。
転じて「被ばくによるがん以外の疾患」の説明に移った。まずウクライナ政府の報告書を取り上げて、ウクライナにおいて循環器系、消化器系などの病気も多発していることを報告し、「原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)」がそれを否定していると断罪した。崎山さんはウクライナに加えて広島・長崎での原爆被爆者の調査などにも触れ、被爆した人に心臓疾患など非がん性疾患も多いと述べ、しきい値はないことも強調した。
続けて、老化によって動脈硬化が起き、脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞などが発症するメカニズムを明らかにした後、「老化の原因は加齢とは限らない。放射線によっても老化が促進される」として、その解説に移った。
まず、老化とは細胞の分裂能力がなくなることと指摘し、正常細胞には寿命があり、一定回数分裂すると細胞は分裂能力を失うと語った。次に、分裂できなくなる原因として「テロメアの短縮」「修復不能なDNA損傷の蓄積」「ミトコンドリアDNA変異の蓄積」を挙げ、それぞれについて詳しく解き明かした。
結論として崎山さんは「放射線が非がん性疾患を引き起こす科学的根拠はある。それがないことにされるのは、科学ではなく、政治的経済的評価がなされているからだ。科学的根拠に基づいて、人権の視点から放射線の影響を考えることが必要。それが原発のない社会につながる」と強調した。
つまり、崎山さんは、被爆により、老化によって動脈硬化が起き、脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞などが発症すること、被曝により、「被ばくによるがん以外の疾患」、すなわち、心臓疾患など非がん性疾患が発症することがあることを指摘した。新潟の講演では、「被曝により、神経・精神的疾患の増加、事故処理従事者に多くみられた消化器系、循環器系、神経系疾患や、胎内被曝でのIQ低下、脳血管障害の統計データなどを次々に示し、「時間がたつと、はっきりと被曝の影響があらわれる」と指摘した。
年長の労働者が、被曝によって重大な疾患にならないなどとは、まったく言っていない。むしろ逆である。被曝の重大な疾病は、年長者にも表れるという事だ。
それゆえ、これは到底放置できません。このままなら、労働者は、労働組合は、20歳代の労働者を守るために、30歳代、40歳代、50歳代、60歳代の労働者は、その分の被ばくも多くして構わない、するんだということにほかなりません。
また、これは、労働組合問題に限らず、全社会的に、20歳代の人間を守るために、30歳代、40歳代、50歳代、60歳代の人間は、その分の被ばくも多くして構わない、するんだということになりかねません。とんでもありません。
おりしも、安倍首相らは、川内原発再稼働推進に際し、要介護の人々、障碍者、高齢者などの原発事故時の避難計画など、なくっても構わないとして、高齢者たちなど被曝で死んでも構わないとしてきているのです。この安倍と一体になっているのが、橋本光一さんたちの被ばく労働拒否という名での、20歳代の労働者を守るために、30歳代、40歳代、50歳代、60歳代の労働者は、その分の被ばくも多くして構わない、するんだという主張と実践です。そう思います。とんでもありません。
そして、貴4団体は、すぐに、反省し、改めてください。そして、全労働者が、だれ一人の例外もなく、被曝労働強要を拒否できるようにしてください。
そして真剣に、「年間被ばく線量が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の区域に分類される郡山総合車両センター(貨物郡山車両所含む)」での被曝労働強要は、絶対に許されず、国、東京電力、JR東日本が、労働者家族の移住避難に全面的に保障する事を要求する闘いに、全力で立つことを強く求めます。以上。