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[ 2024/04/25 06:10 | ]
ウォール街を占拠せよ! 
救援本部ニュース第157号  2011.10.5より転載します


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たった1%が99%を搾取する「ウォール街を占拠せよ!」
 主要メディアが、全米から北米全体に広がる若者たちの実力行動を報じています。
 「ウォール街を占拠せよ!」「我々99%は富裕層である1%の人々の強欲と腐敗をもはや許さない!」
 弾圧をはね返し、半月間にわたってデモを続ける若者たち。「大学に行く資金もなく失業中。変革が訪れるまでこの場を離れない」(21才)、「(アフガニスタンの)戦地から戻って大学に通ったが借金が残った」(28才)
 大恐慌・大失業の犠牲となることを拒否し、資本主義の階級支配への怒りを爆発させて、全米・全欧で全世界でそして日本で、若者たちの歴史的決起が始まっているのです。
 
 
立ち上がった「沈黙の世代」の若者
ウォール・ストリート・ジャーナル【津山恵子のアメリカ最新事情】
2011年9月28日付より
 こんなデモは今までに見たことがない。
 なにせ参加者のほとんどは、幼な顔の10代後半から20代前半。団塊の世代や、1960~70年代の反戦運動を経験した世代など「戦争反対」「自治体予算削減反対」「人種差別反対」などのデモで毎度おなじみの顔は全くない。いや、彼らは今までデモに参加したことすらないのだ。ところが、「Occupy Wall Streetウォール街を占拠しよう」を標語に、ウォール街から北に200㍍の広場に数百人が9月17日から野宿を続け、午前9時半の株式市場取引開始時と、午後4時の取引終了時の2回、段ボールのプラカードや太鼓、ラッパを持って、ニューヨーク証券取引所前を練り歩いている。
 彼らはなぜここに集まっているのか。
 「経済危機や貧困など、解決しなくてはならない問題がたくさんあるのに、企業の拝金主義が、こんなに僕らに消費を押し付けているのはおかしい。何とか仕組みを変えられるはず」(メイン州在住の男性、20歳)
 「金融街など人口のわずか1%の人たちが世界を仕切っていて、99%の人々が苦しんでいるのはおかしい」(メリーランド州在住の男性、24歳)
 「友達と15人でメイン州から来た。貧しい人も生きていかれるように、資本主義を変えるべき」(ベルギー人男性、19歳)
 「父親が家を失い、自殺した。今の経済の仕組みを変えたい」(サンフランシスコ在住の女性)
 このデモが変わっているのは、年齢層ばかりではない。参加者が訴えているのは、上記のように漠然とした「拝金主義のウォール街を占拠して、世界を変えよう」という主張だけで、次にどんな行動をするのか、課題をどう設定していくのかは毎日、「ジェネラル・アセンブリー」という話し合いで議論を同時進行させながら活動しているのだ。
 私は18日夜、初めて広場に行って、週明けの翌朝、初めてウォール街でデモを展開する方法について決める合議を5時間見ていた。夜中ちかく、デモに行く「アクション班」と、今後の問題を考える「ディスカッション班」に分かれること、逮捕につながるような行為はせず、ウォール街の通勤者の歩行をさまたげないなどを議長団が提案。挙手による投票で満場一致で提案を承認し、「これがデモクラシーだ!」と胸を張った。
 しかし、24日の週末は、全米からさらに若者が加わったため、千人あまりの自発的なデモがニューヨーク市警と衝突し、百人近い逮捕者が出た。
 現場にいたスペイン人のマリウスさん(19)によると、警察は何もしていない女性2人に催涙ガスを使用し、動揺した通行人も含む90人あまりが、警察が広げた赤い網の中に囲い込まれ、逮捕された。警察は、逮捕者を運ぶ車両が足りないため、通りかかったニューヨーク都市交通局のバスを止め、全員を警察署まで運んだという。
 こうしたリスクを冒しても、参加者たちの表情はみな明るい。広場には市内や全米各地からの注文で届いたピザや水が常にある。組織は確立されてきており、合議を導く「ファシリテーター班」、救急箱を持って歩く「医療班」、食料の寄付や調達を仕切る「フード班」。 なかでも、メディア班は重要な役割を果たしている。広場の真ん中に発電機を備え、常に数人がパソコンに向かい、合議やデモの様子をほぼ24時間オンラインの動画で流すほか、ツイッターやウェブサイトの更新から、警察の暴力を撮影したビデオを動画共有サイト「ユーチューブ」に貼付ける作業をしている。オンラインで情報を発しているお陰で、全米から若者が次々と参加し、さらに、当初は見向きもしなかった大手メディアが取材に来始めた。 …
 ニューヨークで広場の占拠に成功したため、シカゴ、サンフランシスコ、フィラデルフィアなど全米の10数都市でも「座り込み」が次々と始まっている。ツイッターでは、「シカゴで警察から歩道にいてはいけないと言われたが、法律に詳しい人の知恵を乞う」などと、情報交換もリアルタイムに進む。
「中東と同じように、デモを大きくすれば、何かが変わる」母国スペインで失業問題を訴える数万人のデモに参加し、ニューヨークのデモの支援に来た女性はこう語る。… 米国の若者が立ち上がった。それだけ、目先の失業問題や経済危機の懸念だけでなく、将来の見通しの不透明感を、彼らが肌で感じ始めている証拠だ。(以下略)

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[ 2011/10/05 10:39 | Comments(0) | TrackBack() | お知らせ ]

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