ところで、なぜ、関西電力に抗議に行くかというと、関西電力も、東京電力とおなじく原子力発電所を止める気が一切ないからです。以下は、関西電力のHPから引用してきましたが、注目してほしいところを強調したので見てください。
東日本大震災にかかる関西電力の対応について
この度の東日本大震災により尊いお命を亡くされた方々のご冥福を、心からお祈りするとともに、被災された方々やご家族はじめ、関係する皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。
当社は、被災地域に対して、電力の応援融通や復旧支援を通じ、総力を挙げて最大限の取組みを行ってまいります。
- ・応援融通については、周波数変換設備(合計容量:約100万kW)を通して融通する必要がありますが、電力各社と協力しながら最大限の電力融通を行っております。
- ・復旧支援については、原子力部門・ネットワーク部門の人員の派遣や、化学消防車・発電機車などの資機材の提供を行っております。
また、当社は、電力のライフラインとしての重要性を改めて認識し、当社管内の電力の安全・安定供給の確保に、引き続き、真摯に取り組んでまいります。
さらに、今回の事故を同じ原子力事業に携わる者として重く受け止め、当社の原子力発電所につきましては、引き続き、安全・安定運転ならびに設備の安全確保に万全を期すとともに、実施可能な対応をすみやかに行います。また、今回の事態の推移を注視しつつ、さらなる必要な対策を実施し、全社を挙げて最大限の努力を続けていきたいと思います。
当社としては、電力供給力は今後も十分確保できておりますが、お客さまには、引き続き、省エネルギー、節電をお願いいたします。
以 上
これは、4月6日に発表されたものです。それから、今に至るも変更されていません。
つまり、
福島第1原発の各号機が立て続けに爆発し、
大気中からも、土壌からも大量の放射能汚染が確認され、
核燃料を冷やすために注いだ水が溢れ出したから海水にも放射能汚染水をばらまき、
それらによって野菜や牛乳が出荷停止になり、福島の農家の方が自殺に追い込まれ、
漁協が東電に怒りの抗議申し入れをおこない、
海外メディアが「日本は世界最悪の環境テロ国家」と報じている状況の只中で、
「原発は引き続き運転する」と発表し、その見解を維持しているということです。
関西電力はほったらかしにしてても、自分でちゃんと判断して原発をとめると決断できる企業ではない、ということはこれだけで十分明らかであると思います。
ということで、みんなが声を挙げないと、原発は止まらないということらしいので、みなさん声を挙げましょう。29日に抗議行動の要綱は簡単ですが仮決めしました。奮ってご参加ください。
4・29関西電力抗議行動の要綱(仮)
集合場所:4月29日(木)午後1時 大阪中ノ島 女神像前(大阪市役所本庁舎の南側にある川沿いの公園。)
※一時間ほど抗議行動の趣旨などを確認する集会をおこないます。
関西電力本社(大阪府大阪市北区中之島三丁目6番16号)への抗議デモ。
※細かいデモのコースなどはまだ決定していません。後日アップします。
注意事項:参加自由。集会では時間の許す限り、各参加者からのアピールもできると思います。希望者は事前に連絡ください。デモは関西電力への抗議と共に、街頭のみなさんに原発即時停止・廃止を訴えるために行います。主催の側でも用意しますが、プラカード、装飾、鳴り物などは自由に持ち込んでください。沿道に訴えるビラ、リーフレットなども用意できる方は持ってきてください。労働組合、学生自治会、町内会などの各種団体丸ごとで集会趣旨に賛同できるみなさんは、その意思を表すためにも組合旗、腕章、ゼッケン、のぼりなどをつけての参加を希望します。にぎにぎしく関西電力に怒りをたたきつけましょう。