「科学者は感情的になってはいけない」「科学に100%はないので、島田さんの話が完全に誤っているわけではない」福島の子どもの4割が鼻血や倦怠感など、放射線被曝に特有の症状が表れている中で、ナに観念的な話をしているのかって言う話です。あなたたちに人の命を思う心はないのか!
「講演会には一般人しか入れない。デモをやって講演会を混乱に陥らせる可能性がある人は入場禁止」
反対意見を持っている人たちだって一般人のはずです。反対意見を持っている人が入れないような講演ならはじめからやる必要なんかないはずです。
弾劾したい部分は探せばまだまだありますが、もっとも注視すべき点は、今回の講演会をめぐる大学当局の策動は明確な自治破壊であったということです。自治とは学問を抑圧する存在に対して闘うことを意味しますが、法人化以降ますます資本と一体化して行く大学が、体裁に構わず、マネー・研究ポストのために、利用できるものは利用しつくす、その態度を明確に示したということです。例えデマを流す御用学者であっても利用し、利用される関係をつくるわけです。そして、それに反対する勢力は警察を使ってでも排除する、そういう方向に京大も転換してきているのです。
島田義也が所属する放医研は政府の原発安全キャンペーンを行うスピーカー団体です。野田政権による大学の位置付けも注視する必要があります。
けれど、人間の力をなめてもらっちゃ困ります。9月19日の東京反原発6万人デモを筆頭に、世の中は連日デモの嵐です。デマ宣伝・暴力では解決できない所まで、時代は進んできています。社会を本当に変えたいと願う人民と、政府・資本との力関係が転換し始めているのです。
今回の行動により、大学当局が学生のために、社会のために行動していない一端が暴かれています。
全学生の主体的な議論・行動で、腐敗した大学の決定をストップさせ、大学の決定権をどんどん奪い返していきましょう。
その中でこそ、学生自治会は復権できると思います。
それぞれが大学の自治破壊についてクラスで討論して、10.17の京大集会にぜひ参加しよう!子どもたちを放射能から守る福島ネットワークの人の講演と、この間の自治運動の総括があります。詳しい内容、場所と日時は決まり次第報告します。
この集会をやりぬいて次は10.21福島現地行動です!福島で原発安全キャンペーンを行っている御用学者にすっかり恥をかかせて、福島から、ひいてはあらゆる大学から追い出しましょう!
そして何より11月6日は東京日比谷で反原発・反失業の労働者総決起集会があります。
大学自治を担う学生の隊列で参加しよう!社会を変える力をこの手に!!
7・15大学奪還行動 大成功!
電力不足デマを粉砕!
エアコン温度設定権を奪還!
●7・15申し入れ行動で
エアコン28℃設定を粉砕したぞ!
みなさん!7月15日の昼休み、私たちは大学当局に対して、
「1.エアコンの設定温度の制限を撤廃せよ。2.現在展開されている節電キャンペーンの具体的根拠を明示せよ。3.京都大学は関西経済連合会(関経連)を脱退せよ。4.京都大学として国立大学法人化にに反対せよ。5.関西電力株式会社から京都大学にいくら資金が流入しているかを公開せよ。」の5項目を申し入れ、エアコンの28℃設定と、労働者の健康を犯して現場でおこなわれている節電に対して、直ちに撤回させることを約束させました! 当局が握っていたエアコンの温度設定権を、学生の力で奪い返した大勝利です!!
~昼休み・当局申し入れ行動~
松本総長がいる本部棟に着くと、ガードマン・職員が20人程ずらりと並んで行く手を阻み、「総長は居ない。どこにいるか分からない(!)」と、超不誠実な対応!平日の真昼間に総長がいない、まして「どこに居るか分からない」なんてことがあるのか?
押し問答の末、節電プログラムを理事会に提案したという施設課の大塚氏を呼び、申し入れをし、「健康被害がでているなら、エアコン温度を学生が変えれるようにする」とその場で約束させた!
15%節電キャンペーンの根拠について追及すると「具体的な根拠はない」。何の根拠も説明もなく、全く無責任に学内で節電がおこなわれていた事が明らかに!
●クラス討論で勝ち取った勝利!
みなさん!この申し入れ行動を作り出したのは、クラスでの真剣な討論です。
「全原発の即時停止・廃炉を」「国立大学法人化を撤回させよう」「学生自治会をよみがえらせよう」という私たちの訴えに対して、色んな立場の学生がクラスの中で自らの未来について真剣に発言し、生き生きとした討論が始まりました。
議論が進むにつれてハッキリしてきたことは、
大学がどうしようもなく腐っているということと、京大こそが原発推進の中軸を担っているということです。
クラスの中から「喘息が悪化する。エアコン28℃は許せない。」という、原発推進のために学生の健康や教育環境を犠牲にする当局への怒りが表明されました。この、クラス討論の中から出た学生の要求を当局に叩きつけることで、当局が握っていたエアコン温度設定権は奪還され!労働者の労働環境をまもることもできたのです!
学生同士が議論し、団結して「現状を変えろ」と当局に叩きつけることで、大学を変えることはできる!それを示したのが今回の「エアコン温度設定権」の奪還です! この規模が大きくなれば、もっと大きなことができる!社会を変える力を持つことができる! 4月開講からたった3ヶ月で、京大生は団結し始めたし、自分たちの持つ力を示すことができた!これをもっともっと拡大させよう!
~クラスから出た意見~
「被曝を強制する電力は要らない。」
「原発は絶対になくしたい」
「原発はエネルギー問題がある以上継続するべき」「どんな技術にも犠牲はつきもの。仕方ない。」
「国民の生活を人質にして原発を認めさせる社会はおかしい」「国民が『作れ』といった事なんか無いのに、原発が存在していること自体がおかしい」
「大学は腐っている」「(大学の腐敗の問題について)まったくそのとおりだ。」
「こんな時代だからこそ学生は行動するべき」
●15%節電はデマだ!
許しがたいことに、京大当局は何の根拠もなしに節電を行っていることを暴露しました! 関電の要請する15%節電に対して、政府が関西に呼びかける節電要請は10%未満。そもそも関電の言う15%節電なんてデタラメだということがハッキリしました!
何より許せないのは、京大当局は労働者や学生に何の責任も取っていないことです!節電するに当たり、なんの調査もせず関電の言うことを鵜呑みにし、節電の結果犠牲をこうむる学生や労働者の意見なんか全く聞くこともなく一方的に進めた。
京大当局がやっていることは、ただただ経営協議会・関西電力の儲けのための節電キャンペーンだ!こんな大学、学生の力で変えよう!法人化撤回のストライキをやろう!経営協議会をたたき出し、大学の決定権を学生の手に奪いかえそう!
●闘えば絶対に勝てる!
現在、全国の怒りの行動によって原発54基のうち35基が停止している。20,21日にも大飯原発・川内原発が止まり、来春には全ての原発が止まる情勢だ!私たちの行動が、実際に政府の原発政策を追い詰め、全原発の廃炉に向かって進んでいっている。闘えば絶対に勝てる!
菅の「脱原発」発言は、この闘いに追い詰められ、運動の分断を狙った許し難いペテンだ!「段階的に原発をなくしていく」と言って運動を取り込み、「即時停止・廃炉」の声をつぶし、あくまで原発を動かし続けようとしているのだ。
●8・6ヒロシマ世界大会に集まろう!
8月6日が決定的だ。菅が「脱原発」を表明してヒロシマに乗り込み、慰霊碑の前で「二度と過ちは繰り返しません」などと言って私たちを欺こうとしている。絶対に許せない。被爆者の怒りを先頭に8・6ヒロシマで菅打倒のデモをやろう!
核心は新自由主義を打ち破る学生の団結を、全国規模で再建することだ!全ての学生は9月9日~10日の全学連大会にあつまろう!
▼7月22日は、
申し入れへの回答日です!
※7月22日(金)昼休み、みんなで松本総長がいる本部棟に回答を聞きに行こう!
▼8・6 ヒロシマ世界大会
8月6日 @広島
9:00~ 原爆ドーム前で集会
12:30~ ヒロシマ大行動
(広島県立総合体育館小アリーナ)
*5日に広島現地入りします。参加希望の方はお近くの全学連まで!!
▼全学連大会
9月9日~10日
全国学生自治会の復権に向けて、全国学生が集まります!参加希望の方は、お近くの全学連まで!!
▼大学奪還行動・定例会
※毎週水曜日18時半~、吉田南食堂裏の哲・社研ボックスで定例会をしています。興味のある方はお気軽にご参加ください。
速報!
本日、12:45から京大松本総長への緊急申し入れをおこないました。
1:エアコンの設定温度の制限を撤廃せよ
2:節電の具体的根拠を明示せよ
3:関経連を脱退せよ
4:国立大学法人化に反対せよ
5:関西電力から京大にいくら資金が流入しているか公開せよ
の5項目を申し入れ。(全文は一つ前の記事を参照ください。)そして、とくに項目1に関しては、実際に健康被害が起きていることから直ちに実現せよと迫ったところ、
「教室内のエアコンの温度を学生が設定できるようにする」
「京大の全部局にも、節電より、労働者の安全、健康を優先させて室温調整するよう指導する」
との回答を得ました。関西電力の言いなりになって、松本総長以下、当局が無根拠な節電をキャンペーンし、それによって学生や労働者の生活と健康が破壊されている状況を、ほんのちょっとですが覆し、エアコン温度設定を学生が奪還しました!
なによりこれは、この間様々なクラスで討論をおこない、原発や社会と大学のあり方に関して、学生が真剣に議論してきたことの成果です。その中で、当局が聞こうともしなかった現場の実態を浮かび上がらせ、その中身で不当な規制を撤回させるに至りました。まだまだ小さいことですが、これが学生自治の力です。この間のクラス討論で意見を寄せてくれた全ての学生に感謝します!
※申し入れ行動の詳細は後ほど報告したいと思います。
この小さな勝利をより大きなものにしていきましょう。何より、節電による健康破壊については改めさせましたが、無根拠な節電キャンペーンを続けることは撤回していません。関西電力のいいなりになっていることもそのままです。本日の勝利をもっと拡大していくためには、もっと多くの学生の声と行動が必要です。ともに全学自治会、全国学生自治を復権していきましょう。
あらためて、本日(7月15日)夕方、午後6時45分から、文学部新館第一講義室にておこなわれる大学奪還学生行動に、みなさんの結集をお願いします。
11年7月15日
京都大学総長 松本紘殿
全日本学生自治会総連合
大学奪還学生行動
熊野寮反原発会議
申し入れ
以下五項目を申し入れる。
1 エアコンの設定温度の制限を撤廃せよ。
京都大学はエアコン温度の下限を28度に設定したが、この件についてクラス討論の中から、「湿気で持病の喘息が悪化し死活問題だ」「とにかく暑い。エアコンの温度を下げさせて欲しい」という学生の声が上がっている。また、この28℃設定は労働基準法違反ギリギリの温度設定であり、京大で働く労働者を劣悪な労働環境におくものでもある。
エアコンの設定によって学生に健康被害まで出ている現状を容認することはできない。京都大学はこうした状況を厳粛に受け止め、直ちにエアコンの設定温度を学生が自由に決定できるように保障せよ。
2 現在展開されている節電キャンペーンの具体的根拠を明示せよ。
現在、京都大学は関西電力株式会社の電力15%削減要請を受けて、節電キャンペーンを行っている。関西電力株式会社の電力消費15%削減要請はいかなる根拠があるのか。京都大学の節電キャンペーンによって実際に影響を受けるのは京都大学の労働者・学生である。京都大学には京都大学の労働者・学生に対する説明責任があると考える。実際に関西電力の電力供給圏で何キロワットの発電力があり、何キロワットの不足が生じる、あるいは生じないのかを明示せよ。
3 京都大学は関西経済連合会(関経連)を脱退せよ。
京都大学も加盟している関経連(会長 森詳介関電会長)が6月10日に政府に対して行った「電力需給と風評被害にかかわる緊急提言」の内容は「人民の反対で停止に追い込まれた原発を直ちに動かせ」という趣旨のもので、福島をはじめとする全国の、原発反対で闘う人民に真っ向から敵対するものである。この提言はもはや科学でもなんでもない。ひたすら金儲けのために福島をはじめとする全国の原発に反対する人民の思い・生活を踏みにじるものである。このような提言を京都大学として支持することは許されることではない。京都大学は即刻関経連を脱退せよ。
関経連とは、関西を中心とする企業がその金儲けを貫徹するための圧力団体である。このような団体に京都大学が加盟している現状は容認されるべきものではない。なぜなら大学とは本来的に金儲けのための機関ではなく、社会のあらゆる問題を解決するための研究・議論が行われる機関であるはずだからだ。企業の利益ための団体に京都大学が加盟し、行動を共にすることはあらゆる社会問題について企業の側につくことを意味する。(現にそうなっているのではないか。) 我々はこれを容認することはできない。
そもそも一昨年の関経連への加盟は京都大学の労働者・学生に何一つ説明することなく決定された。我々はこのような加盟決定プロセスと、関経連の性格は併せて京都大学の全構成員自治の原則に著しく反していると考える。よって京都大学は関経連を即刻脱退せよ。
4 京都大学として国立大学法人化に反対せよ。
国立大学法人化によって全国大学に経営協議会が設置され、国立大学運営交付金は年1%ずつ削減され、大学が企業の寄付に頼らなければ運営できない状況に貶められた。京都大学の経営協議会には関西電力相談役の藤洋作がいる。この藤洋作は04年美浜原発事故で5人の労働者を殺し、6人の労働者を大やけどさせて引責辞任しているのに、今また京大を「経営」し、労働者の待遇も決めている。また、原発事故によって企業のカネでがんじがらめになった御用学者の姿が全社会にさらけだされている。法人化によってもはや大学は学問をする場所でも真理を探究する場所でもなくなっている。このような大学の現状を認めることはできない。京都大学は国と社会に対して国立大学法人化反対の意思を明確に示せ。
5 関西電力株式会社から京都大学にいくら資金が流入しているかを公開せよ。
直接の寄付のほかに財団等を迂回しての寄付、学部、研究者への寄付も含めてどのような経路で、どこにどれだけ関西電力株式会社から資金が流れているのかを調査し、全て具体的な金額として公表せよ。
以上五項目を申し入れる。項目1は学生の健康に関わることなので直ちに回答せよ。他の項目の回答期限は7月22日とする。
原発・節電ぶっ飛ばせ!
7・15 松本総長に申し入れします!
この期に及んで原発推進の関電&京大
現在、全国54基の原発のうち、35基が反対の声によって停止しています。これに対し再稼動を狙う政府はわずか2日間の検査で「安全宣言」を出し、九州電力は「やらせメール」を指示。どこまでもウソとペテンで人をだましてしか成立しないのが原発だということを自己暴露しました。
当然にも地元住民の怒りは爆発。玄海町長は稼動容認を撤回、海江田経産相は辞任表明に追い込まれました。
しかし、この期に及んで原発を再稼動させろと喚いているのが関西電力と京大当局です。彼らはデタラメな「安全宣言」を「出せ」と国に要望し続け、今また大飯原発の再稼動を画策しています。
とことんカネもうけのための「節電」
そもそも東電や関電は電力が足りないから原発を動かしたいのではありません。(04年に東電の全原発が止まったとき、節電は全く問題にならず。)原発が儲かるから動かしたいのです。1キロワット/毎時の発電コストは火力が約10円なのに対し、原子力では約5円。どっちで発電しても徴収する電気代は同じなので、原発の方が電力会社と銀行はぼろ儲けできます。そのために原発容認へ世論を引っ張ろうというのが「節電」宣伝の動機なのです。
この「節電」によって実際に京大でもエアコンの設定温度が上げられ、学生からは「湿気で喘息の発作が出る」などの怒りが爆発。生協食堂では「厨房が暑くなって人が倒れても節電する」という訓辞が出され、今夏の熱中症による搬送者数は例年の6倍に達しています。全ては関電の金儲けのためであり、京大当局がそのおこぼれをもらうためにやられていることです!
自治会建設し、大学を奪いかえそう!
そして、何より許せないことは、「節電」を使って私たちに「電気がないと困るでしょ。だまって従いなさい」と恫喝を加え、事故を起こした当の国と資本が開き直っていることです。
仮に本当に電力が足りないとして、それがどうしたというのか! 原発に依存するしかない社会があるとしたら、そんなものは容認するべきものではありません。丸ごと根底から覆さなければならないだけです。
被災農家を自殺に追い込み、非正規労働者に殺人的被曝を強制し、子供の未来を奪う連中が、人の生活を楯にとって社会を牛耳ることなど絶対に認めない! 私たち自身が未来に責任を取りきる立場から、全ての決定権を奪いかえしましょう!
今こそ、あらゆる学生の意思を結集し、大学と社会を変革する団結体として学生自治会を建設しよう。7月15日、松本総長への申し入れ行動と、大学奪還京大集会を原発廃止・大学奪還のスタートとしよう!
▼大学奪還学生行動1周年企画
7・15大学奪還京大集会
日時:7月15日 18:45~(20:30終了予定)
開場:文学部新館第一講義室にて
▽京都大学当局への申し入れ行動
12:15クスノキ前にて集会
12:45申し入れ行動
場所:本部棟
原発・節電ぶっ飛ばせ!
7・15昼休み、
京大当局申し入れ行動に集まれ!
●クラスで大討論! 大学を取り戻せ!
今京都大学では、原発と大学を巡って大討論が巻き起こっている。「原発は絶対になくしたい」と真剣に訴える学生。「原発はエネルギー問題がある以上継続するべき」「どんな技術にも犠牲はつきもの。仕方ない。」という学生。クラス討論では、本当にいろんな立場の学生が、自らの未来について真剣に発言している。
そして、議論が進めば進むほど、学生の間でハッキリしてきたことがある。それは、大学のどうしようもなく腐敗した姿だ。
「大学は腐っている」「(大学の腐敗の問題について)まったくそのとおりだ。」「こんな時代だからこそ学生は行動するべき」クラス討論で、何人もの学生から、こういう声が全学連の元に寄せられている。そうだ! これこそ、私たち学生の腹の底からの思いではないか!
福島原発事故が未曾有の大事故となり、多くの人々の生活や未来を破壊しているというのに、「節電しろ」「授業に出ろ」「単位を取れ」としか言わない京大当局。だが、京大当局は原発を推進してきたのではなかったのか!? 大学は社会の真理を探究する場ではなかったのか!?
こんな無責任な大学を変革したい! これが学生の思いではないか。学生自治を復権させ、大学を学生の手に奪い返そう! その第一歩として、全ての京大生は、7・15大学奪還京大集会に集まろう!
●原発事故は絶対に許せない!
福島原発事故は未曾有の人災となって人々の生活を直撃している。新聞報道によると、すでに福島第一原発付近の土壌からプルトニウムが検出され始めている。プルトニウムとはたった1gで日本の総人口(1億3000万人分!)の基準値を超えてしまうほどの猛毒であり、自然界には絶対に存在し得ない最悪の放射性物質だ。しかも、この事態は今後数十年続くという。これから一体どれだけの人の生活が破壊され、生命が奪われていくのだろうか。
しかし、私たちが何よりも許せないのは、プルトニウムではない。これだけ悲惨な福島原発事故の現実を前にしても、一切原発をやめようとしない政府、電力資本の姿だ。7月7日に各紙が報道した内容によると、九州電力が玄海原発を再稼動させるために、社員を動員し世論調査をしていたという。社員を使って、原発賛成の「やらせメール」を、送らせていたというのだ。しかも佐賀県当局はこのことを事前に知っていた。
これこそ、政府・資本のおぞましい姿だ! 九電が再稼動させようとしていた玄海原発の原子炉は、緊急冷却すれば原子炉自体が崩壊するという世界一危険な原発だ。にもかかわらず、自らの利権のためには原発を推し進める九州電力資本。
こんなことはもう我慢ができない!
●決定権を奪い返せ!
もはや、政府や電力資本に任せておいても、事態が好転することなど絶対にない。今こそ自らの手で未来を切り開こう! 私たち学生にとって、それは、何よりも学生自治を強化・復権し、大学での決定権を奪い返すことだ。
大学は原発推進の最悪の先兵になっている。放射線健康リスクアドバイザーである長崎大学山下俊一教授は、「現時点では、そしてこの先も、この原子力発電所の事故による健康リスクは、全く考えられない。」「原子力発電所の事故で死んだ人は地球にいない」とうそぶいている。こんなデタラメが「大学教授」の肩書きの下、科学や真理として社会にばら撒かれている現実を、私たち学生はもはや見てはおけない!
京都大学の現実も、全く同様だ。京都大学の経営協議会には、関西電力の元社長が座り、松本総長が独断で加盟させた関経連(大学が経済団体に加盟していること自体超ナンセンスだ!)の会長も関西電力会長森詳介だ。京大はどこまでも関電と癒着している。
自らの金もうけのためには人間の未来すらも売り渡すような連中が、未来をつくるべき大学の決定権を握っているという現実。これは一体何なんなのか!? こんなやつらに任せておいたら、学生の未来は真っ暗でないか!
●全ての学生は7・15京大集会へ
この現実を変革し、決定権を奪い返えす行動に学生は打って出よう。思いを同じくする学生は、7月15日大学奪還京大集会に集まって欲しい。
今こそ、学生は大学を自らの手に奪還する行動に打って出なくてはならない。その最初の実践として、全学連は、7月15日の昼休みに、京都大学当局に対して、緊急の申し入れ行動を行う。大学の腐敗に対する学生の怒りを、大学当局に叩きつけてやろう。学生が立ち上がれば、この京都大学だって変えられる!
そしてさらに、9月全学連大会に集まろう。全国の大学に学生自治を復権させ、大学の決定権を学生の手に奪い返す、学生運動の壮大な復権を、この京都大学から始めようではないか!
京大生諸君! 共に悩み、共に闘おう!
☆集会に参加する学生からのアピール☆
今、地震や原発事故とそれに伴う大学の動向を眺めてみると悲しいくらい学生が無視されてる気がします。この現状を打破すべく何をすべきか悶々としていましたのでとりあえず7・15京大集会にに参加し学生と討論してみることにします。
▼大学奪還学生行動1周年企画
7・15大学奪還京大集会
7月15日(金)18:45~
本部キャンパス・文学部新館第一講義室にて。
*昼休みは京都大学当局への申し入れ行動を行います。12:15クスノキ前集合!!
▼8・6 ヒロシマ大行動
8月6日 @広島
9:00~ 原爆ドーム前で集会
12:30~ ヒロシマ大行動
(広島県立総合体育館小アリーナ)
*5日に広島現地入りします。参加希望の方はお近くの全学連まで!!
新しい横断幕だぜ!
上からの眺め
反原発で京大を制圧してやるのさ!
反原発の1000万筆署名にご協力を!